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文というのもおこがましい代物。
バーナビー「……で、どのタイミングでその能力を発動するかが重要になってくるわけで……って虎徹さん!聞いてるんですか?
虎徹 「……ん
バーナビー「こ・て・つ・さん!?
虎徹 「ああ……
バーナビー「……ふう、もういいです。虎徹さんは僕の言うことだけを聞いててください。
虎徹 「……
バーナビー「今後の方針ですが、まず僕が合図をする。そうしたら虎徹さんが能力を発動する。発動した虎徹さんを僕が蹴る。
虎徹 「……は??
バーナビー「人間弾丸になった虎徹さんが犯人にぶつかってそのまま確保、と。
虎徹 「おいバニー?
バーナビー「虎徹さん、パンチが得意だからその時殴って気絶させるのも良いかもしれませんね。
虎徹 「バニーちゃん?
バーナビー「1分間しか持たないわけですから、移動に無駄に時間をかけていられませんからね……こんな感じで良いですか?
虎徹 「いいわけないだろ!
バーナビー「丈夫だけが取り柄の虎徹さんですから死ぬことないでしょう。能力も発動してますしね。
虎徹 「そういう問題じゃねえ!!ってそれが相棒に対する仕打ちか!?バニーちゃんよ。
バーナビー「ボールは友達という言葉もあるから問題ないですよ。
虎徹 「大ありだ!!!
バーナビー「そんなに僕の案に不満があるんですか?
虎徹 「当たり前だっ!
バーナビー「じゃあ、本なんか読んでないで虎徹さんも一緒にちゃんと考えてください。
虎徹 「……わ、わかったよ
バーナビー「ところでさっき読んでいたのは何ですか?
虎徹 「あ、ああ……これだけど……
バーナビー「……虎徹さんにこんな趣味があるとは知りませんでした。今後、半径3メートル以内には近寄らないでください。
虎徹 「違うよ、楓だよ
バーナビー「え?
虎徹 「楓の部屋で見つけたんだよ
バーナビー「……
虎徹 「……
バーナビー「……なんなんですか、このエクスカリバーって……
虎徹 「こっちがききてぇよ……ったくどっからこんなものを……
バーナビー「……ところでそれ、虎徹さんが持ってるって娘さん知っているんですか?
虎徹 「まさか
バーナビー「じゃあ勝手に部屋に入って物色したと言うことですか?
虎徹 「い、いやそういうわけじゃ……
バーナビー「じゃあどういう訳ですか
虎徹 「いや、ほら、親としては娘のことを気にするのは当然だろ?
バーナビー「親だからといって子のプライバシーを無制限に侵害していいはずないでしょう
虎徹 「母ちゃんと同じ様なこと言うなよ……
バーナビー「とにかく、見つかる前に元に戻した方がいいですよ
虎徹 「いや、でも、こんな本を……
バーナビー「部屋をあさったのがばれたらお父さん変態!
虎徹 「……
バーナビー「って確実に言われますね
虎徹 「……
腐が多いらしいので腐ネタにしてみました。
まさに駄文。お粗末様でした〜。
ホァン 「あの……バーナビーさん、その……聞きたいことがあるんだけど……
バーナビー「いいですよ。なんですか?
ホァン 「あ、あの……
バーナビー「?
ホァン 「その……
バーナビー「??
ホァン 「その……ネ、ネットで見たんだけど……!お尻も濡れてくるってホント?
バーナビー「ぶほっ
カリーナ 「ぶーーーっ
バーナビー「……そっち系は専門外なので、ファイヤーエンブレムさんにでも聞いてくれますか……?
ホァン 「そ、そうなの?その小説、バーナビーさんの名前がでてたから……
カリーナ 「……ぷっ
バーナビー「その小説に僕の名前が使われていただけで僕がしてるわけじゃないでしょう!
ホァン 「そ、そうだよね……ごめん、なさい……
カリーナ 「あははっ、せっかくだから実地でやってみて貰ったら?
ホァン 「え?
バーナビー「なにいってるんですか。
カリーナ 「だってその小説に、バーナビーがでてたんでしょう?実際に挿れて貰ってみて本当に濡れるかどうか試して貰ってみたらどう?
バーナビー「冗談じゃないですよ。
ホァン 「あ、あの……
バーナビー「だいたいあなた虎徹さんが好きなんでしょう。そういうことは虎徹さんに頼んでみたらどうですか?
カリーナ 「それこそ冗談じゃないわよ、タイガーに言えるわけがないでしょう?そんな恥ずかしいこと。
バーナビー「……虎徹さんはダメでも、僕ならいいんですね……
カリーナ 「だってあんた、タイガーじゃないもの。
ホァン 「……あ、あの!
カリーナ 「なに?
ホァン 「……その小説、タイガーさんが受けだったんだけど……
ホァンちゃん、18禁サイトを見るのは感心しないよ。
イワン 「はあ……
虎徹 「おーおー、確かにすごいことになってるな。
イワン 「また炎上……しかもこんな……
虎徹 「まあまあ……ところでこれ、ほんとか?
イワン 「……大体は
虎徹 「そうか……お前も苦労してたんだな。
イワン 「僕、ヒーローを辞めた方がいいかもしれない……
虎徹 「はあ?
イワン 「こんなのがばれたら僕は……
虎徹 「だから、どうしてそこで俺の顔して泣くんだよ!
イワン 「す、すみません。
虎徹 「だいたいこんなの昔のことだろ。
イワン 「炎上してるのは今なんですけど……
虎徹 「細かいことはいいんだよ!こんなのだってさっさと消しちまえば……
ホァン 「ねーねー何見てるの?
虎徹 「どわっ
イワン 「……!
ホァン 「なになに?……うわ……これ……折紙、さん……?
イワン 「……僕は、僕は、もうだめだーーー!!!
ホァン 「ちょ、ちょっと!?
虎徹 「あーあ、お前のせいで折紙のやつ壊れちまったぞ。
ホァン 「え、ボクのせいなの?
虎徹 「まあ、一番見られたくないヤツに見られちまったもんだからな……
ホァン 「待って、折紙さん!
イワン 「ドラゴンさん……
ホァン 「さっきのだけど……
イワン 「う……
ホァン 「もの凄く似合ってたよ、女装!ボクなんかよりずっと美人だから大丈夫、自信持って!
全然フォローになってない。
アントニオ「あの時のアニエスさん、格好良かったな……
虎徹 「まあ……な。
アントニオ「なんだよ、その気のない返事は。お前だってアニエスさんがいなかったら、そのまま犯罪者扱いだったんだぞ?
虎徹 「別にアニエスが悪いなんて思ってねぇよ……ただ。
アントニオ「ただ?
虎徹 「……お前、いい加減、身の丈にあう相手選んで身を固めたらどうだ?
アントニオ「なんだよ。
虎徹 「子供はかわいいぞぉ?
アントニオ「簡単にできたら苦労しねえよ。
虎徹 「アニエスの尻ばっかり追いかけてるからそうなるんだよ。
アントニオ「大きなお世話だ。
アントニオ「そう言うお前はどうなんだよ。
虎徹 「どうって?
アントニオ「そろそろ再婚とか、考えたことはないのか?
虎徹 「あるわけないだろ。
アントニオ「なぜ?
虎徹 「なぜって……あんな思いは、もうゴメンだよ。
アントニオ「……
虎徹 「……
アントニオ「……じゃあ年下相手ならどうだ?
虎徹 「年下?
アントニオ「そうだ。それならお前より先に逝く事はなさそうだろ?
虎徹 「……そして、俺が味わったあの思いを、今度はその相手に味合わせるって訳だ。
アントニオ「……
虎徹 「俺は、楓の面倒を見るのと、ヒーローを続けるので手一杯だよ。
アントニオ「虎徹……
もしもアニエスとくっついたとしたら!
……家でも視聴率のためにもっとこーしろあーしろと言われそう。家に帰ってまで延々仕事の話……たまらん環境だ(^^;)。
楓 「もー心配して損した!
虎徹 「そんなこと言うなよ。パパ本当に痛かったんだから。
楓 「お父さんが倒れて目を覚まさないところでテレビ終わっちゃって……私……本当に……なのにっ!
虎徹 「……いやあ。
楓 「いやあ、じゃないっ!もー腹立つ、お父さんなんか知らないっ、帰るっ!!!
虎徹 「ちょ、楓、せめて一緒にご飯でも……
楓 「い・や!
虎徹 「楓〜
楓 「ふんっ
バーナビー「……
虎徹 「……おーい、かえでー……
バーナビー「……やれやれ。
虎徹 「なんだよ?
バーナビー「ぼく、虎徹さんに謝らないといけませんね。
虎徹 「あ?
バーナビー「以前、夢の話をしたとき、小さいと言ってしまってすみませんでした。
虎徹 「なんだよいきなり。
バーナビー「いや、今のやり取りを見てたら、格好いいって言って貰うの当分無理そうかなって。
虎徹 「一度は格好いいって言ってくれたんだよ!
バーナビー「はいはい。
楓 「はあ……
バーナビー「楓さん、ちょっと良いですか?
楓 「あ……!バーナビー……さん
バーナビー「お父さんのことで心配かけさせてしまってすみませんでした。お父さんの怪我は相棒の僕にも責任があります。もっと僕が気をつけていれば、あなたを心配させてしまう自体にはならなかったかもしれない。
楓 「い、いえ、全部悪いのは父で……お父さんが自分で勝手に転んで自滅して……だから、バーナビーさんは悪くないです。
バーナビー「ありがとう、やさしいんですね。
楓 「い、いえ……
バーナビー「今日だって、本当に虎徹さんのことが心配でいてもたってもいられなくてきてしまったんでしょう?
楓 「……はあ、まあそうと言えなくもないというかなんというか……
バーナビー「くす
楓 「……あのっ……
バーナビー「?
楓 「バーナビーさんって……どうしてお父さんの相棒やってるんですか?
バーナビー「え?
楓 「お父さん、ドジだし格好悪いし足手まといにしかならないんじゃ……
バーナビー「……NEXTの能力は人を助けるためにある。
楓 「え?
バーナビー「だからですよ。
楓 「??
バーナビー「ふふ、僕のことより虎徹さん、かなり落ち込んでましたよ。楓さんの一言で元気復活できるんですが……お願いできますか?
いろいろ偽物臭いです。
虎徹 「……お?
カリーナ「あ……
虎徹 「よう、今学校の帰りか、ブル……ってーーー!!!
カリーナ「(ここでその名前出さないでよ!友達だっているのに!!)
虎徹 「……じ、じゃあ、なんて呼べば良いんだよ。
カリーナ「普通に名前で呼んでくれればいいわよ。
虎徹 「名前か……
カリーナ「……
虎徹 「……お前の名前、何だったっけ?
カリーナ「……カリーナよ、カリーナ・ライルっ、もうっ!!
虎徹 「っつーーーー!!!……お前、また同じとこ……つー……
カリーナ「ふんっっ
友人A 「……ねえ、カリーナ。
友人B 「その人紹介して欲しいんだけど……
カリーナ「あ……えと、父の知り合いでミスター鏑木。
虎徹 「どうも、鏑木虎徹です。
友人A 「かぶらぎ?
友人B 「……あーーーーっ!タオルの!!
虎徹 「タオル?ひょっとしてあのタオル、使ってくれてるのか?おじさんうれしいなぁ。
カリーナ「べ、別に使ってる訳じゃ……
友人A 「そうよねー、ただ毎日かばんの中に大事にしまってるだけだよねー。
カリーナ「うるさいなっ。
虎徹 「? タオルは使うためにあるんだから、使わないと勿体ないぞ?
カリーナ「……はあ。
虎徹 「どうした?
カリーナ「別に。
友人A 「(これはこれで難物だね……)
友人B 「(だね)
カリーナ「……ねぇ、なんか元気なさそうだけど大丈夫?
虎徹 「ん?心配してくれるのか、優しいんだな。
カリーナ「そ、そんなんじゃ……
虎徹 「はは、大丈夫だよ、ほらこの通り。
カリーナ「……何かすっごい無理してる感じ。
虎徹 「そんなことないって。ほらほら。
カリーナ「だってっ、さっき独りで歩いているとき、とても話しかけれる雰囲気じゃなかったわよ。
虎徹 「そっか……
カリーナ「……ほんとに大丈夫なの……?
友人A 「……お取り込み中申し訳ないんですけど、そろそろ時間だよ、カリーナ?
虎徹 「お、用事があったんだな、引き留めて悪かったな。
カリーナ「ううん。
虎徹 「俺行くわ。お友達の皆さんも、時間取らせてしまって申し訳ありませんでした。ってそんな顔するなよ、じゃあな。
カリーナ「あ、あのっ、元気出してね!わ、私で良かったら相談に乗るし……
虎徹 「ああ、ありがとな、カリーナ。これからどこ行くのか知らないけど、あんまり遅くならないうちに家に帰れよ〜
カリーナ「……
友人A 「カリーナ?
カリーナ「……
友人B 「カリーナってば。
カリーナ「……カリーナ、だって。
友人A 「?
カリーナ「初めて、名前、呼んでもらっちゃった……
友人A 「……あっそ
友人B 「……だめだこりゃ
2011/10/13
時期は15話ラストにあったベンさんとの喫茶店会話。その直後での出来事。