柏木先生


「どうしたの」
 時折周りを見渡す陽介を見て柏木が聞いた。
「い、いや、今回は誰もいないよなーって」
「誰か?」
「……お、大谷、とか」
「あら、大谷さんとしたいの?」
 その発言にさも心外だという風に陽介はかぶりを振った。
「まさか! だいたいあの肉塊かき分けて入れる自信ないっす」

 放課後の教室かどっか。つまり学校。時系列的には自分が書いたあの天城屋旅館の後になるのかな。本当だったら菜々子イベントでこんな余裕はないと思われます。あ、でも柏木先生に押し切られたらあり得るか?
 しっかしまあ、陽介の言ってることがひどい。でもあれに乗られたら圧死しそうな気はしなくもない。

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