先輩と陽介


「ふふ、花ちゃん、よく似合ってる」
 先輩は首輪についているリングを手に取った。金属音がいやになるほど静寂な場に鳴りひびく。そのままリングをもてあそんだまま、俺の顔をのぞき込むと笑みを浮かべて口を開いた。
「……ねえ、これ買ってくるとき、どんな気持ちだった?」

 うちの先輩、自分で買いに行けるわけないですからね。しかし、自分に使われるものを自分で買いに行かされるのかー。いいな、それ。

 ところで、このクソ暑い時期の更新のくせになぜ長袖なのかと言えば、下書きを描いたのがそういう時期だったからです。見てるだけで暑い(苦笑)

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